宇宙

月の守り人

どの星もいずれ最後の時が来るのですが それぞれの星には密かにその星をつなげていく役割の家系があります。 彼は月の守り人。 月を永遠につなげて行くのが彼の産まれた家での昔からの役割です。 月の子どもを背負って大切にお世話しています。 この夜も空を見上げ今空にある月の様子を観察します。 まだまだあの月は大丈夫。 彼の生きている間はただただこの月の子のお世話を させていただくだけでいいにちがいないけど もしものことがないように夜空をながめるのも立派な彼の仕事。 世界を作るのはたぶんすべてがだれかとの共同作業。

ぼくの宇宙

ひとつひとつぼくが作った宇宙。 最初は何もないところからまずひとつ。 そして、次のひとつ、そして、また次のひとつ…。 ぼくが作ったこの宇宙のそれぞれの星、それぞれの空間で 何が起こっているかすべてはわかっているのだけど わからないことはただひとつ。 ぼくを作ってくれたのはだれ?
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