奇跡
ずっとずっと遠くから白鳥たちがめずらしい花を持って来てくれました。
一羽がひとつづつくわえてわたしのところにやって来てくれました。
先に来た3羽はわたしに花を渡すとまたどこかへ旅立って行きました。
この花は、わたしがとてもほしいと思っていた花です。
だけど誰にもそれを言ったことはありませんでした。
これは奇跡。
なぜならこの花は、もうどこにもないと思っていた花でもあるから。
だけどあらゆる奇跡が起きるのを許すことが出来たら
奇跡は普通に起こることとなり
世界をもっと信頼できるようになるのですね。