動物

星が落ちて来た日

バチバチと大きな音がして振り返ったら星が落ちてきました。 このあと地球にぶつかった星は地球を少しずつ変えていきました。 星とともにやって来た目には見えないさまざまな変化は 気がつけば大きな変化となり それらの変化が落ちた星のせいだと気づかれないまま 続いていくのでした。 すべてはだれにもわかることのない計画された出来事。

無人島へ

大きな木をくりぬいてぼくが作った丸い船。 大好きな君と丸い海に漕ぎ出そう。 小さなかばんに詰め込んだのは ぼくの着替えと君のおやつ。 無人島がいつでもおいでと待ってるね。 しばらくふたりで島で遊ぼう。 ぼくたちは無限の自由な時間の中でなんでもやることができるけど 着替えすらいらない君はもしかするとぼくよりもっと自由なのかな?(笑) なんてにっこりちらりと思ってみるよ。

あなたの足下のずっとずっと下にある世界。 そこには水もあり、植物もあり、そして生き物もいる。 ある時、その世界の人が水たまりでさらに下の世界の人と通信していた。 世界は幾重にも重なって、たとえそんなことは知らなくても そのようになっていてただただ境界線もなくつながっているのだそう。

ホトトギスの声

森の動物たちと遊んでいたら 高いところからホトトギスの鳴き声が聞こえてきた。 空に響き渡るその声は、今いる世界を一瞬で天国にしてしまう。 ホトトギスのうつくしい声を聞くとなつかしい君と過ごした すばらしい時を思い出すよ。 君が今いる世界でも ホトトギスのうつくしい声が聞こえますか?

種と風

風は自然に吹いて来る。 種は風に飛ばされて新しい出来事が生まれる。 止まっているものなんて何もないよ。 見えない風に吹かれ 生まれては消え、生まれては消え。 いつかわたしは見えない風になりたい。

そっくり

ど〜お? あなたとそっくりじゃない? なんか、うれしい気分♡ いっしょにどこかへでかけましょ。 きっと、みんなが振り向くわ。

急がない時間

ゆっくり、のんびり過ごす時間。 気持ちは満たされそこにふと大きなチカラが入り込む隙間が現れる。
動物

満月の夜

今夜も会いに来たよ、君たちに。 今日も楽しく過ごしたかい? そうそう、今夜は特別な夜だから、なにか願い事をするといいよ。 満月の夜は不思議なチカラに満ちた夜。 目に見えない物があたりを包んで夢を現実にしてくれる。 大昔、わたしたちが君たちを襲った恐ろしい夢は いつしかまたそんなことを終わらせる夢を見た者の現実になったのだよ。 だから、これからも一緒に美しい夢を見ていこうね。

カメさんに会った

森に薪を拾いに行った帰りカメに出会った。 ときどきここらでは見かけるカメさん。 いつもひとりでたんたんと時間を歩いてる。 強い風を気にするでもなく すぐ横にいるわたしたちを気にするでもなく ただ、自分の時の中にいる。 わたしもそんなカメさんのようになりたいな。

旅の生活

自分たちの家はこの地球。 気に入った景色の中で今日の夜を迎えよう。 森の木をちょっといただいて火をおこし 今夜の食事を作らせてもらおう。 小さなテントを星空の下に張り 今日も良い一日が送れたことに感謝して 健やかに眠りにつく。 そして、明日はまた違う景色へと旅に出る。
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