架空の生き物

旅にでたのは、なにもかもいやになっちゃったから。 どこか遠くに行ったらなにか楽しいことがあるかもと思ってさ。 あとで知った事だけど、このときうしろから天使が着いて来ていたんだよ。 だからこの旅は、ぼくにとってとてもすばらしいものになったのさ。 ときには、全部を放っぽりだすのも悪くはないなぁ。

カギ

あるひとりぼっちのさみしい夜、 ふわりと天使がやってきた。 片手にカギを持って、わたしににっこりほほえみかけたよ。 そのカギはいったいなに? ときいたら、 あなたにあげるためのもの と、こたえたよ。 なにのカギ? ときいたら もっているだけで、あなたに必要な扉がすべて開くカギだよ。 とこたえて、ぱっと消えちゃった。 そこまでは夢だと思ったけど、 朝起きたら、 やわらかな布団の上に小さなカギがあるのをみつけたよ。
架空の生き物

ゼブラサボテンの精

植物にはそれぞれの精がいるよ。 その気で見たらだれにだって見えてくる。 このゼブラサボテンの3つの株だって、 よく見てると真ん中の株のように ついうっかり人に姿を見せてくれたりする瞬間が あったりするから。

天使がそばに

天使は目には見えません。 だから、ほら、例えば本を読んでる時もそっとうしろでやさしくぼくを見てくれているかもしれないでしょ? 一人の時もどこかでぼくを見ているかもしれないって思うのは、自分にとってもなんかいいんだなあ。
架空の生き物

ネムの木の精

ネムの木がふわふわのピンクの綿のような花をいっぱいにまとってる。 よく見るとその中に妖精が見える。 ほら、あなたにも見えるでしょ?

ありがとう

「どう?きみたちのかわいいおちびちゃんたちに遊び場を作ったよ。2階にはぴょんと飛び乗って上がってね。ジャンプの練習になるよ。」「ありがとう!これはお礼のお花。こどもたちもおおよろこびよ!」

種の精

仲良しのワンコの精といっしょに綿毛を風に飛ばすお手伝い。

木の精

庭の低い木のそばに行って、時々いとしい気持ちを膨らますとふっとその木の精が現れます。そして、しばしやさしくたわむれるととても満たされた気持ちになるのです。木の精はなにも言わないけど、すべてをわかってくれて大きな愛で包んでくれるのがわかるのです。

未知との遭遇

とある星に行ったらそこに住人がいたという絵。その住人たちは、とても進化していて、服は薄っぺらな布一枚。それを着てるとその服はもちろんからだもまったく汚れません。暑くもないし寒くもない。 そして彼らは移動するのに車も飛行機もいりません。とにかく身ひとつでなにもかもできてしまうのです。思うだけで通じるので言葉もありません。 地球人の宇宙飛行士は、驚いてはいるけど彼らが悪いことをしないということが、なんとなく伝わっていて、だけどこれからいったいどうなるのか、頭の中が真っ白!そんな、様子。
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