人 日々のお世話 植物のお世話をしています。 終わった花を取ったり、余分な枝を切ったり。 でも、これって大きなお世話? 時々そんな事を思うけど、 植物たちが、お世話をするとより元気に、よりきれいになってくれるってことは まんざらでもないってことよね。 人植物
人 イチジク おやつにイチジクをいただきましょう。 それはそれは色っぽくわたしを誘うものだから 食べないわけにはいきません。 イチジク、イチジク、不思議な食べ物。 小鳥も早くとってほしいと待っているよ。 人植物
人 イバラを超える 足下に大きなとげが無数についたイバラがあるので はだしのわたしはどうしましょう?と、困っていると ふわりと空(くう)からだれかが現れ わたしの手を取りこう言いました。 「大丈夫、そっと浮かんでごらん」 そんなこと、できるのかしら? と思ったけれど、なんとなくやり方がわかり ふわりと宙に浮かぶことができました。 わたしは、イバラを超えそろりと下りようとしましたが さらに手を引かれ、高く高く舞い上がったのでした。 人植物
人 植物の恵み 植物はわたしにたくさんのおいしい実をくれるの。 わたし、なんにもあなたたちのためにしていないのに。 今日も恵みの壷にあふれんばかりのおいしい実をありがとう。 いつものようにわたしは何もあなたたちにしていないのに。 人植物
人 ホオズキトマトの精 まだまだわたしのことをみんなちっとも知らないの。 だれよりもすごいのにどうしたことかしら? でも、ぜんぜん心配なんてしてないわ! そのうちきっとわたしの魅力をすべての人がわかってくれるって信じてるから。 だって、わたしみたいなステキな果実はそうないもの。 人植物