賢者から

その日女の子は悲しい気持ちでふさいでいた。

自分にだれかが暗く重いそして尖ったかたちの言霊を投げかけたのを見たから。

するとそこにやってきた村の賢者がすぐさまそれを見抜いて女の子に話しかけた。

「その言霊を投げたやつはただ、自分に投げただけ。

そう見えなかったのはお前の外にいるお前がそれを見たというわけさ。ただそれだけのこと。」

女の子は自分の中に戻り、賢者の言葉を理解した。

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