森のともだち

森に行ったらいつもどこからともなくやってきてくれるぼくのともだち。 話なんかしないんだけど、ただいっしょに森の空き地に座って過ごす時間は すごくすごくあったかいんだ。

一人旅

ひとりで小さな荷物だけ背負って、先の見えない旅に出る。 でも、自分にとってよい道は、必ずそれとわかる目印がある。 追って来た者がたとえ悪い者でも 自分の道をどんどんどんどん進む時、 いつの間にか白く良い者に変わって行く。 ひとりの旅はどこまでもひとりだけど それでも旅は意味のあるもの。

葉っぱのお掃除

余計なお世話って葉っぱが思っているのはわかってるけど 人ってなにかしらやらないと気がすまない生き物なのよね。 

植物博士

ある山に200年に1度しか咲かない花が咲いたという噂を聞いて 植物博士は、いそいそ出かけました。 植物はなんておもしろい! なんてきれい! なんて不思議!

見えない味方

わたしたちは見えないけれどいつもあなたのそばにいて あなたをを守っているのよ。 だから何があっても大丈夫。

ユニコーンピアノ

ぼくのユニコーンピアノは、まるで天使が奏でるような きらきら輝くそんなうつくしい音がでるんだよ。

沈まない太陽と釣りの時間

沈まない太陽が地平線からのぞいてる冷たい大地で釣りをする。 ここは水の上を穴のあいた軽い大地が広がっている。 大地の下はどこまでも青い水がつながっていて そこには小さなきれいな魚が無数に住んでいる。 少し離れたところでぼくたちの釣りを、何者かがのぞいている。 だれも音を立てずに過ぎて行く釣りの時間。

視線を感じて

植物図鑑を片手に写真を撮ろうと出かけた紳士は ふとうしろに視線を感じました。 振り返ると大きな婦人がいてその肩には真っ白い猫がいました。 視線はその猫のものでした。 声も出さずに紳士を振り返らせた猫は ただじっと目を合わせるだけでしたが その紳士のことがとても気になるようでした。

湧き水

ある湖のわき水がとびきりおいしいから 毎日それを汲みに行きます。 今日はそのわき水のところまで行ったら ふと誰かがこちらを見ているように感じました。 もしかするとそれは、その湖のある森の精ではないかしら? そう思いました。

小さな姫といとおしい時間

夢の時間はあっという間に過ぎて行くから たいせつに過ごさなくちゃいけないね。 何でもない毎日、 なんでもない出来事、 そして、やさしいぬくもり。 ひとつひとつたいせつに。
タイトルとURLをコピーしました