動物

トリさんとの約束

トリさんと約束したよ。いつまでもおともだちでいてねって。いつまでもぼくのことを好きでいてねって。とっても自分勝手な約束だと思うけどトリさんは、いいよって言ってくれたよ。

ヘビのたまご

木のむろの中でなにやらごそごそしてるものだから、入ってみたらオオカミのこどもが、たまごで遊んでました。ともだちのフクロウとぼくは、聞いてみたよ。「これは何か知ってるの?どこから持って来たの?」オオカミのこどもは答えました。「これはヘビのたまごだよ。ヘビがむこうの草むらに産み落としてったんだ。丸くてきれいだからぼくのにしたんだよ」フクロウが言いました。「ヘビのやつは産んだらあとは知らん顔だから別にいいよ。しかし、割ったりせんようにしておあげよ。」「わかってるよ。」オオカミのこどもは、どうやらたまごを割る気はないようだったのでぼくとフクロウは安心したんだ。

魔女とクマの兄弟

クマのお兄ちゃんが言いました。「ねえ、あれはなに?」魔女が答えました。「人間のお家だよ。」「あんな大きなお家に住んでるの!?」「そうだよ。放っておくとわたしたちの山にまでお家を建てちゃうから、わたしがあの道からこちらへは、入れないように魔法をかけておいたから安心おし。」「へ〜。」ある山での内緒の会話。
動物

水玉タッチ

水玉ヒョウさんが、かめさんにタッチ、するとたちまちカメさんが水玉に、そして、水玉カメさんがヘビさんにタッチ、するとたちまちヘビさんが水玉に。 このパワーのもとは、水玉ヒョウさん。

きつねと月とペンダント

山のあちらこちらに見える光はきつねのペンダント。 きつねのペンダントは、よく近づいてみるとそれは小さなお月様。 空のお月様が、山のきつねたちみんなに自分の小さな分身をペンダントにして贈ったのです。 きつねと仲良しの女の子は、今夜はお月様に最も近い山のてっぺんで二人で過ごそうとあたたかなきつねをだっこして山道を行くのでした。 山のてっぺんにお月様が最も近づく時間に間に合うように。
動物

ココロニコニコ

ある日の夢

ぼくの前には、変な女の人がいたよ。女の人は、4匹のちょっと変わった犬みたいな動物といっしょにいて、ぼくが話しかけたら、返事するかわりに指をつんと上に上げたんだ。そしたら指の先からモワッて煙のようなものが出て、その煙のようなものが顔みたいになってよくわからない言葉で話し始めたんだ。それはまるで呪文のような言葉だったよ。 目覚めたらその夢の呪文のような言葉がずっと頭に残ってて、ついつい普段自分でもその言葉をぶつぶつ言っちゃうようになったんだ。 すると、どんなときもその不思議な言葉をつぶやくとなにもかもどうってことなくなるようになって、それまでできなかったことがなんでもできるようになったんだ。 その呪文みたいな言葉ってどんなのかって? う〜ん、教えちゃおうかな?どうしようかな?

お父さんが帰る時間

そろそろお父さんが帰ってくる時間。まだかな?まだかな? 小さい頃、わたしにもこんな時間がありました。でも、絵にするとなぜかあまり日本らしい光景が出てきません。 それはいつものことですが、まあ、好きなように描くというのが気持ちよいのであまり深く考えずに描いてます。

静かな気持ち

冬の寒い日、うちはお風呂が外なのでわたしもこんな感じで空を見上げることがあります。 田舎だから、し〜んと静まり返ってほとんど音は、聞こえません。 そんな時は、自分がここで生きてることがとっても不思議に思えたりしてきます。
タイトルとURLをコピーしました